懐かしのテレビ館

2001/10/22
頑固じいさん孫3人

"Our House"


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1986年アメリカ作品
カラー60分番組
日本では87年からNHK水曜午後8時から放映


夫を亡くしたジェシーと3人の子供たち、クリス、デビッド、モーリーが義父のガス・ウィザースプーンを頼ってカリフォルニアにやってくることからドラマは始まります。一人暮らしだったガスは、突然たくさんの家族を迎えて同居することになりますが、元来頑固ではあっても心優しいガスは、新しい家族たちと世代を越えた確実な愛の絆を紡いでいきます。


典型的な中流の家々が並ぶ郊外での、典型的なファミリードラマでした。違うのは、新しく寄せ集まって家族として暮らし始めた一家が主人公ということでしょう。

ガスは昔気質の人間で、現代的な孫と折り合わないところも多々あるのですが、いつも話し合いで解決しようという姿勢が見えるんですね。そこが素敵だと思いました。それから、息子の妻ジェシーとはつまり嫁舅の関係なのですが、「お姫さん」と呼んでとても大切にしていました。それはジェシーが素敵な人だったこともあるでしょうが、息子が愛した大事な人であったということもいつも心にあったのではないでしょうか。なさぬ仲の確執など無縁だった、この二人の関係にはとても感動しました。実際は夢物語に近いのかもしれないけれど。
ガスを演じたウィルフォード・ブリムリーはどう見ても、おじいさんに見えるのですが、実は何と1934年生まれ。このときまだ50をいくつか過ぎたところっていうことで、あんな大きな孫のいるおじいさんという年ではなかったのですね。でも、もっと前からいつもある程度お年を召した役が多かった気がします。有名な老け役役者というところでしょうか。「チャイナ・シンドローム」「コクーン」「ホテル・ニューハンプシャー」などの有名映画に数多く出演しています。そのほとんどが老け役ですが。

私が好きだったのは、ママのジェシー。知的で美しい素敵なママでした。時には失敗したり、時にはヒステリーっぽかったりするところがまた人間的で好感が持てました。彼女は1947年生まれですから、実はガスとは10いくつしか違わない。とてもそんな風には思えませんでしたね。スーツを着てキャリアウーマン的にピシッと決める姿も素敵だったし、シャツにGパンというリラックスしてちょっと着崩した格好がまた素敵でした。

それからデビッドはもうすごく可愛かったですね。利口そうで可愛くて。うーん、こんな弟なら欲しい!と思わせてくれました。まあ、家の中ではただ一人の男の子だし、何かとトラブルメイカーでもありましたが、姉妹思いだし、ママ思い。ママが他の男の人とデートするのが気に入らなかったのは、やっぱり男の子ですかね。亡くなったパパを英雄視していて、子供たちの中で一番パパを慕っている子でもありました。そのルックスからか、日本でもこの頃かなり人気が出ていました。どんな大人になるか楽しみでした。その後の姿は「ドクター・クイン」でおなじみでしたね。

長女クリス役のシャナン・ドハーティは海外ドラマファンにはあまりにおなじみでしょう。「新・大草原の小さな家」でアルマンゾの姪役でレギュラー出演していて、それからこのドラマ。そして、しばらくのちに「ビバリーヒルズ」シリーズのブレンダ役で大ブレイクすることになりました。とても高校生とは思えなかったちょっと派手すぎたブレンダとは違って、この頃のシャナンは優等生の長女役を好感あふれる演技で演じていました。(おっと、ブレンダが好感が持てなかったと言っているわけではありませんよ!)宇宙飛行士になるのが夢という現代の最先端を行くような高校生で、才気にあふれていて素敵でしたね。私は数々のドラマの中でも、今でもこのシャナンが一番好きです。

末っ子のモリーはまだ小さかったから、ブレイクとまではいかなかったでしょうが、一家に笑いの種をまいてくれる貴重な天使でした。

それから毎日のように現れる近所のカプランさんをなくしてはこの話は語れません。ガスじいさんの親友で、二人でつるんで色々なことをしていましたね。いい年して、でも一緒に何かを企んでいるところは少年のようでした。演じたジェラルド・S・オラクリンは1921年生まれのベテラン俳優で、「合衆国最後の日」の政府高官役や「ジョーイ」でのジョーイのお父さん役などが印象に残っています。


大事なのは家族や友人への愛なのだよ、という基本的なことを教えてくれた実に心温まるドラマでした。80年代という時代には、むしろあんなハートウォーミングなドラマの存在は珍しかったですね。


☆亡くなったパパ役がパトリック・ダフィで、その弟がウィリアム・カットというちょっと前のテレビドラマファンだったら嬉しくなってしまうような、ゲストも用意されていましたっけ。





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