大地震

EARTHQUAKE

1974年アメリカ映画ユニバーサル
  カラー 122分

監督 マーク・ロブソン
出演 チャールトン・ヘストン エヴァ・ガードナー
ジョージ・ケネディ ローン・グリーン
   ジュヌビエーブ・ビジョルド リチャード・ラウンドトゥリー
 ビクトリア・プリンシパル バリー・サリヴァン
 マージョー・ゴートナー ロイド・ノーラン
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2004/3/20

大都会ロサンゼルスに住むスチュアートは建築家。妻レミーの父が経営する会社で働いていて、次期社長候補と目されていたが、夫婦の仲は冷え切っていた。スチュアートは事故死した部下の妻だったデニースと密かに逢瀬を重ねていたが、レミーはそんな二人の関係に気付いていた。レミーが父の元にスチュアートのことで相談に訪れたその日、遂に大地震が起きる・・・。


70年代に大いに流行ったのがパニック映画でした。派手な特撮、ふんだんにかけた予算、オールスターキャストによる群像劇。これもまたそんなパニック映画の代表作です。チャールトン・ヘストンにエヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディなどキャストも豪華。ロサンゼルスを襲う大地震の特撮も当時話題になりました。かつてゴールデンタイムの洋画劇場でも良く放映されていたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。かくいう私もその1人。

70年代にはパニック映画のヒーローとして君臨したと言っても過言ではないチャールトン・ヘストンが主人公を演じます。その妻役はエヴァ・ガードナー。「北京の55日」でも共演していたこの二人。今回は関係が冷え切った夫婦を演じます。その二人が父親の会社のビルの外で言い争っている時に突然起きる大地震。高層ビルの足下で大地震に遭う恐怖をまざまざと見せつけてくれるのですね。この映画を見て、地震時のいくつかの教訓を身につけました。まず、ビルの外では降り注ぐガラスの雨や落下物に気をつけること。それから、地震時に絶対エレベーターを使わないこと。映画は色々生きる知恵を教えてくれるものです。

と、話が横にそれましたが、この映画では群像劇としてキャラクターの性格描写に時間を取っています。最初に述べたスチュアートとレミーの夫婦関係。スチュアートとジュヌビエーブ・ビジョルド扮する未亡人デニースとの不倫。レミーの父親ローン・グリーンの何故か知らないが娘婿への信頼。ローン・グリーンは本当はエヴァさんの父親役をするほどの年ではないんですが、何故か父親役。「ボナンザ」のカートライト家のお父さん役の人です。大きな会社の社長さんで、そろそろ娘婿のヘストンに社長の座を譲ろうかと考えている。でもそこに大地震が勃発して、偉い社長さんなのに年甲斐もなく頑張ってしまう。一番に逃げれば良いのに〜と思ってしまいました。それから、曲芸していたリチャード・ラウンドトゥリーや正義感の固まりのお巡りさん、ジョージ・ケネディも熱いです。そして、70年代風恐るべき(?)ヘアスタイルで登場するビクトリア・プリンシパル。後年「ダラス」でブレイクした彼女の小娘役(って年でもないんだろうけれど)時代です。そしてそして、エヴァさんにとってはライバルのデニースを演じるジュヌビエーブ・ビジョルド。60年代から「1000日のアン」などで活躍している彼女。今回は若き未亡人という役どころです。それから、強い印象を残すのがマージョー・ゴートナー。予備役として招集されてからの変わり方が怖い・・・。

この映画を以前に見たのは確か○○年前。その時、私はラストシーンで大変なショックを受けまして、「大地震」というと一番にそのシーンを思い出すくらい、忘れられない映画となったのでした。ところが!今回再見して何とそのシーンを大きく誤解していたことが発覚しました。思い続けて○○年。私が信じた「大地震」のストーリーは頭の中でガラガラと音を立てて崩れ・・・そのショックは画面の中で描かれる地震より大きいものでありました。ここに書きたいけれど、それをしたら思いっきりネタバレになってしまうので、書けないのでありました。ヒントはジュヌビエーブ・ビジョルド。

まあとにかく、見ているうちに何故か懐かしさを感じてしまう映画です。地震国日本では決して他人事ではない話。実際には多分アメリカの建物はもっと頑丈に作られていると思うだけに、日本で起きたらどうなるのかと思うと不安で堪らない。まあ、そういった教訓とサバイバルの知識取得の意味を込めて古き佳き(?)パニック映画として堪能したい一本です。しかし、衝撃のラスト・・・。


☆地震が来ても動じない酔いどれウォルター・マッチャンスカヤスキーの抜群の存在感!誰のことだかわかりますか?


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