ウォルナットグローブの謎

2001/10/14
メアリーの教え子、
オリンピックに出場


メアリーの盲学校の生徒の一人にベンジャミンという生徒がいます。あまり目立たない生徒なので、顔を思い出せる方は恐らくいないでしょう。
「まぼろしの赤ちゃん」の中で、教室の前の方に立っていたアダムのお父さんにぶつかって「すみません、ミスター・ケンダル」と言っていた子なのですが、さてご記憶にありますかどうか。
このベンジャミンを演じている子はクリストファー・ボーマンと言います。フィギュアスケートファンの方なら「え!?」と思って下さるでしょうか。

1988年のカルガリーオリンピック、そして92年のアルベールビルオリンピックにアメリカ代表の男子シングルの選手として出場した輝かしいキャリアを誇る選手なのです。
カルガリーではブライアン・ボイタノという大スターがいましたので、ボーマンは期待の若手としての登場でした。滑りは悪くはなかったけれど、ボイタノの金メダル、ブライアン・オーサーの銀メダルなど、あまりに力のあるライバルたちの前にメダルの夢は果たせませんでした。
1992年、彼はアルベールビルに出場しました。このときはボイタノはすでに引退していて、ボーマンが押しも押されぬアメリカのエースでした。しかし、運命は皮肉なもの。またも彼はメダルに届かず、アメリカ代表としては第3の男としてさして注目を浴びなかった同僚のポール・ワイリーが銀メダルを取るという結果に終わりました。
実は私、カルガリーのエースだったボイタノと、それからこのポール・ワイリーの大ファンで、ボーマンには失礼ながらポールのメダル獲得を大変喜んだものです。

ボーマンはスケーティングはうまかったし、何事もそつなくこなしていたのですが、無難すぎてインパクトに欠けていた感がありました。ルックスも悪くないんだけれど、どこか淡泊な感じがして印象が薄かったんですね。それに引き替え、ポールはいつも生き生きとしていて思い切ったスケーティングだったから、惹き付けられたものでした。

・・・でも、この頃はまさかボーマンが「大草原」にそれもメアリーの教え子として出ていたなんて夢にも知りませんでした。もしも知っていたなら、もっと応援したのに!ポールに勝ってしまうのは困るけれど(笑)。

子役たちもその後色々な人生を歩んだことと思いますが、2度までもエースとしてオリンピックに出場したボーマンは立派ですよね。オリンピック選手まで生んでいた「大草原」、懐が深いですね(笑)。

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