花婿試験(下巻)
花婿試験 下 新婚生活
試験の夜から15日後・・・
室内闘技場では、15日前と同じ2人が再び対戦している・・・が、少し様子がおかしい。前回とは反対に、花婿が一方的に花嫁を攻めているのだ。そもそも全治3ヶ月と診断された花婿がなぜ半月で全快して、なおかつこのような強さを発揮しているのだろうか?
さらに不思議なのは、本来ならこの事態に一番驚愕していなければいけないはずの花嫁が、この事態を当然のように受け止め、むしろ喜んでさえいる様子なのだ。どうやら花婿の方にも、とんでもない秘密が隠されているようだ・・・・
・・・妻の渾身の回し蹴りが俺の腹に食い込む・・・が、俺が腹筋に力を入れただけで彼女の脚は身体ごと跳ね飛ばされる。俺が最初から力を入れていたらば、鋼のような腹筋で彼女の脚が折れていただろう。
花婿試験の時は新月だったので、俺の力もせいぜい10人力といった所で、彼女のせいぜい5分の1だった。しかし、満月の今日、俺の身体は前回より2回り大きくなり、力の方も前回の25倍、つまり彼女の5倍近い力になっている。その気になれば試験の時の仕返しをできる立場になっているのだ。しかし、俺はそのまま仕返しするほど程度の低い男にはなりたくないし、自分の妻にそんな事をする最低の男ではないつもりだ。
「怪我をしないうちに負けを認めたらどうだ、花嫁さんよ」そろそろ潮時と思い声をかける。
『はぁっ、はぁっ・・・あ、あなたは骨を折られても戦い続けたんだから、わ、私だって、負けてられないわ・・・』どうやらかなりの負けず嫌いのようだ。
「自分の花嫁の骨を折ったら、俺は最低の男になるだろうが・・・そういう聞き分けの無い花嫁には、おしおきだ!」と言うと、俺は妻に飛びついてあっと言う間に組み伏せる。
妻は何とか逃れようと必死にもがくが、5倍の力の差があるので逃げられない。難なく裸締めの体勢に持ち込んで、そのまま締め落としにかかる。力を入れすぎて気管を潰したり首の骨を折ったりしないように気を付けながら頸動脈を押さえると、さすがの妻も数分であっけなく失神する。
ぐったりとした妻の身体を軽々と抱き上げると、俺は闘技場から出て寝室に入る。
まずは汗まみれの妻の身体から衣服を脱がせると、香水入りの水で湿らせたタオルで丁寧に汗をふき取る。敗れたとは言え、強大な筋肉に鎧われた妻の身体は、大胸筋の土台の上に丸く盛り上がった乳房と、薄い恥毛に覆われた陰部がかえって女らしさを強調している。ただでさえ満月の時の俺は性欲旺盛なのに、こんなものを見せられてしまってはたまらない。それに、妻ならば俺が全力で愛しても耐えられる。初夜の期待に胸を膨らませた俺は、そのまま彼女をベッドまで運び、活を入れる。
『う〜ん・・こ、ここは・・・』目を開けた妻が辺りを見回す。
「お目覚めかな、意地っ張りの花嫁さん。おしおきの時間だよ」妻の背後から両腕を回して抱きしめつつ答える俺。
『お仕置きって・・・きゃっ』両乳首を俺につままれて声をあげる妻。抵抗しようにも両腕ごと抱きしめられている。妻の抵抗にかまわず乳頭を軽くしごきながら、彼女の耳にささやく。
「花婿が花嫁にお仕置きすると言ったら、一つしかないだろ。おまけに、お前が派手に痛めつけてくれたおかげで、2週間たってもまだ初夜を迎えていない訳だし・・・こうして朝までお仕置きしてあげるから、覚悟しな」と言うと、本格的に愛撫を始める・・・・
3時間後・・・・
『あぁん、いやぁっ、ま、また、来るのぉ〜〜』俺に組み敷かれた妻が、もう十回以上は繰り返された絶頂の声を上げる。妻も俺も、自分の力に耐えられるパートナーがいなかったため、最初は慎重だったが、一度絶頂を迎えた後、お互いが無事だと判ると、これまでの年月を取り戻すかのように乱れまくった。
俺にとって驚きだったのは、回を重ねるごとに妻がより激しい動きを求める事だった、力で言えば大人と子供以上の差があるのにだ。しかも、時間が経つにつれて彼女のスタミナが増えていくような気さえする。
最初の内は、力の差を考えて力をセーブしていたのだが、いつの間にか欲望の赴くままに彼女を責めていた。鍛え上げられた筋肉による締め付けは素晴らしく、俺の方も生まれて初めてのエクスタシーを満喫していた。まるで、全身に満月の力を彼女に注ぎ込むかのように、何度も、何度も、彼女の中で絶頂を迎えていた。
「うぉっ、お、俺も、また、行くぞ〜」もう二十回目に近いのに、まだまだ大量の精を放ちながら、俺も絶頂を迎える・・・・
さらに3時間後・・・
『どうしたの、あなた。もう、疲れちゃったの?私、まだまだイキたいのに・』
34回目の射精の後で、俺が動きを止めると、妻が不満気な声を上げる。流石の俺も一休みしたいと思っているのに、一体どういう身体をしているんだ!?
「ちょっと腕が疲れてきたから休憩させてくれ。続けるならば、お前が上になってくれ」と言うと、つながったまま妻の上体の上に倒れ込む俺。俺の首筋が丁度彼女の胸の谷間にすっぽりと収まる・・・待てよ、何で彼女の方が大きいんだ?今は俺の方が大きいはずなのに・・・
『それはね、私がヴァンパイヤとサキュバスの血を引いているからよ』と俺の疑問に答える妻。
『だから私は、血を吸う代わりに男の精を吸って強くなるのよ。あなたの精は今まで味わった中で最高のものだわ。あなたが出した回数倍だけ強くなった感じだわ。』ってことは・・・
「じゃあ、35倍強くなったのか!?」と思わず聞き返す俺。
『そうよ、また立場が逆転したわけ。私の5倍の体力で、私が失神するまで責めまくるのが、あなたのお仕置きのつもりだったのでしょうけど、あてが外れて残念ね。』と言うと、俺の上半身を両腕で抱きしめ、両脚を俺の両脚にからめ、俺が身動きできないようにする。無論、まだつながったままだ。
「おい、まさか・・・」
『そう、あなたが失神するまで、吸い取らせてもらうわ。大丈夫、今日は満月だから、失神しても明日の朝までには回復するわよ』と言うと、妻は全身を使って俺を責め始める。
たちまちこれまでとは桁違いの快感が俺の全身に襲いかかる。逃れようにも、妻の言葉通りに7倍近い力で拘束されており、どうしようもない。たちまち、人外の快感に耐えきれずに射精する。いや、妻に精液を吸い取られるといった方が正確な表現かも知れない。あまりの速さに、満月の力が追いつかず、俺の身体はゆっくりと小さくなって行く。
『あはっ、おいしい〜・・・あなたの力が流れ込んでくるわ。』満足そうに身体をくねらせる妻。そしてパワーアップした彼女の身体は、俺の力を加速度的に吸い取って行き、それに応じて快感も加速度的に高まっていく・・・
「&#$%#”$”@**+.〜〜〜!!」
最後に意味不明の叫びを上げたところで、俺の意識は途絶えた・・・
・・・ここからは妻の視点で・・・・
『・・・ハァ〜ン・・・ごちそうさま。』意識を失い、新月の時と同じ大きさまで縮んでしまった夫の身体から手足を離すと、まだつながったままで身体を入れ替えてのしかかり、夫の顔を見下ろす。
彼がこの6時間出し続けて来た精液は、みんな私の膣壁で吸収されて栄養になってしまった。満月の夜の「獣憑き」の精力は、聞きしにまさるものだったけど、夫は最終段階で起きると言われている獣化を経る前に気絶してしまった。夫は獣化するだけの血の濃さが無いのか、それとも、獣化するには他の引き金が必要なのかしら・・・? 獣化した「獣憑き」の精液だけが、私の膣壁で吸収されず、子宮にたどり着いて子供を作れるというのに・・・
『あなたの子供、欲しかったのになぁ〜・・・』と言って、夫の唇にキスをする。
次の瞬間、夫の身体がビクンッ!と跳ね、夫が私の首筋に両腕でしがみつくと、私の口の中に舌を押し入れてくる。これまでとは較べ物にならない力で私の口内を舌でまさぐる。同時に、夫の男根がますます大きく、熱く脈打ちはじめる。思わぬ奇襲に呆然となっている間に、夫の身体は再び大きくなり始め、同時に毛深くなっていく・・・ついに獣化がはじまったのだ!
あわてて離れようとした時にはすでに時遅く、夫の力は再び私を圧倒するようになっていたため、逃れられなくなっていた。夫は毛皮に覆われた両脚をしっかりと私の脚にからめると、私の首筋から胴に腕を巻き替え、ふたたび脚を解放する。
ゴロゴロゴロ・・・獣のように喉を鳴らすと、私を抱きしめたまま夫はゆっくり上体を起こす。熱くて太い巨根がズブ、ズブ、と私の奥に入ってくる。馬のものより大きいかも知れない・・悲鳴を上げようにも、私の口はまだ夫の舌に占領されたままだ。
上体を完全に起こすと、夫は鉤爪のついた手で私の太腿をつかみ、上半身全体で私の身体にのしかかり、ゆっくりと押し下げて行く。夫の巨根がズブズブとさらに奥まで入り、ついにズンッという衝撃とともに先端が子宮口に当たる。すると、今度はゆっくりと私の身体を引き上げはじめる。大きく張り出した彼の雁首がズルッ、
ズルルッ、と膣壁を引っ張って行くのが感じられる。先ほどまでの夫の抽挿とは次元の違う、圧倒的な感覚が私の神経を支配する。引っ張られていく感覚は永遠に続くかと思われたが、実際は15秒程度だろう。しかも、この時間の長さは、そのまま彼の挿入の深さの裏返しである。
内臓が全て掻き出されるかと思った程長い時間の後、再び夫は挿入に転じる。今度は前回よりも少し早く、突き当たった時の衝撃も大きかった。子宮口を突破できなかったと知るや、再び巨根を抜きにかかる夫。巨根で子宮口を突破し、子宮の中に直接精を送ろうとしているのだ!
次の15分間は、私の子宮口という城門を、夫の巨根という破城槌が破ろうと突進と後退を繰り返した。最初は1分近く開いていた突進の間隔が段々と狭まり、突き当たった時の衝撃も、段々と大きく、耐え難いものになっていく。それはまるで陣痛の裏返しであった、そして、ついに城門が破られる瞬間が来た。
『ムグゥゥ・・ンンンッ!!・・”$#&#@*!!』夫の舌で塞がれた口から、くぐもった悲鳴を上げる私。
次の瞬間、夫は口を離すと、凄まじい咆吼を上げる。同時に、ついに子宮に入った巨根から、莫大な量の熱い精液が奔流となってほとばしり、私の子宮を満たし始める。女の直感で、受精を確信した私は、薄れ行く意識の中でつぶやいた。
『お、女の子よ・・・』
・・・・ 4時間後、再び夫の視点 ・・・・
目が覚めると、もう日が昇っていた。妻は、俺の腰に跨り、男根を迎え入れたまま、俺の肩を枕にして眠っていた。満月の力で、吸い取られた俺のパワーは回復したようだが、今は寝ている妻の力が最終的にどうなったのかは判らない。
俺が意識を失う前は、7倍強かったが、それからどれだけ俺の力を吸い取ったのか、またその効果がどれくらい続くのかは、俺には一切わからない。しかし、彼女の力は昼になると俺の新月時と変わらなくなる。俺はゆっくりと身体を入れ替えると男根を抜き、ようやく妻から離れることができた。
『う、う〜ん・・・』妻が目覚めかける。
「おい、朝だぞ・・・」結局、月並みな言葉を選ぶ俺
『・・あ、あなた・・・おはよう・・・ゆうべの事、どこまで覚えてる?』
「どこまで・・・って・・・お前に根こそぎ絞り取られて気絶するまでに決まってるじゃないか・・・あれから俺の事一体どれだけ絞り取ったんだ?」
『じゃあ、覚えてないのね・・・変身して、私を妊娠させたこと・・・』
「変身って・・・獣化したのか? 俺が?」
『そうよ・・・そして、たぶん女の子ができたわ・・・』
「そうか・・・おめでたか・・・」突然の知らせに、まだ実感が湧かない俺。
『あなたと私の・・・史上最強の娘よ』満足げに自分のお腹をさする妻。
「そうか・・・娘か・・・・・・名前は、どうする?」俺がこんなに気の早い男だとは、自分でも初めて知った。
『ふふふ・・・気が早いわねぇ・・・名前は、これから考えましょう。まだ時間はたっぷりあるわ・・』
「う・・そうだな・・・焦ることは無いか・・・」
『そうよ、あ・な・た・・・・今日はお休みだし、2人とも疲れてるから、もう一眠りしましょう。』そう言うと、妻は目を閉じる。
「・・・そうだな・・・俺も正直言ってまだフラフラだ・・・」と言うと、俺も妻の隣に横になる・・・
・・・かくして、地上最強の夫婦には、史上最強のお子様が授けられたようです。
花婿試験 完